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シーズ・ブログ
2013.07.17
復興ボランティアに参加しました。
今月初め、夏の暑さも本番となった仙台市若林区で行われたReRoots主催のボランティアに参加させて頂きました。
主な活動は、東日本大震災で津波の被害にあった畑のガレキ拾いとビニールハウス建設です。参加者は自ら手を挙げたH君。ちなみにボランティアも畑仕事も初体験とのことで、緊張しつつの参加となりました。
【1日目】
作業現場となる畑です。
埋没しているガレキと草取りをします。この日の参加者は40名程。
スコップで土を起こす→ 雑草をとる→石、ゴミを探す。取り除く...立ったりしゃがんだり慣れない作業に悪戦苦闘しながらも作業を進めます。
1日目の作業終了!
向かって左型は今回作業部分。残りは明日からのボランティアに引継ぎます。
ガレキとして出てくるのは、コンクリート片、ビニール、石、木の枝など。珍しいものとしては、車のワイパー、歯ブラシ、靴下なども出てきました。それらガレキを分別します。
分別しきれなかったガレキ
【2日目】
2日目は別の現場で、山盛りの土を畑に入れるのとビニールハウス設置の準備を行います。この日の参加者は少なくて4名程でした。
1日目と違いガレキを拾わない分、畑起こしはスムーズでした。少し畑仕事に慣れたのかもしれません。
山盛りの土を入れた箇所をトラクターでならします。
そしてビニールハウスが風に負けないよう骨組みを入れる溝を掘ります。
ここまでで、この日の作業も無事終了。
週末を利用して土曜日・日曜日の参加だったので2日間だけの作業でしたが、まだまだガレキは埋没している田畑は多く後ろ髪を引かれるようにH君は帰札となりました。
以下は参加したH君の感想です。
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テレビ報道で観た風景を想像し復興ボランティアに参加したが、震災日から約2年が経過していることもあり作業現場である「若林地区」周辺は普通の田舎の光景が広がっていた。町には特に目立ったダメージはなくリフォーム済みの綺麗な住宅が立ち並び、さながら新興住宅地のように見えた。
ボランティア1日目に畑起こしの作業を割り当てられ、土を掘り起こすとあり得ない出土品の数々でここが被災地であったことが窺い知れる。車のワイパー、靴下、コンクリート片など悪戯に畑に投げ入れるような物ではない。
地元参加者に聞くと1年前まではここはただの砂漠であったと言う。1年で緑が戻り、家をリフォームし通常の生活が送れるまでに復興したと聞いて大変驚かされた。
私がボランティアに参加した理由の1つに「ボランティア参加者はなぜ参加するのか?」を直接参加者に聞くというものがあった。勿論、私自身が復興の手助けをしたい気持ちも余り有る。
地元参加者に聞いてみたところ復興するという使命感と同時に他の参加者との一期一会を楽しみにしているという。ReRootsの理念も「地域の住民と結びつき」を謳っており一種のコミュニティとして楽しんでいるようであった。ReRoots代表とボランティア先の農家さんのやり取りを見ていて非常に良い人間関係ができている。私も昼食中に農家さんからもぎ立てキュウリを振舞ってもらい味噌を付けて食べたが美味しく楽しい時間を過ごさせてもらった。これが醍醐味なのであろうと感じた。私のような一見さんの場合は一度行ってみたいという好奇心からの参加理由が多かった。
町は重機により大きなガレキは撤去され一見綺麗になったかのように見える。しかし地中には津波によって運ばれてきた細かなガレキがまだまだ沢山埋まっている。農地として使用する場合にはこれからも多くも人手が必要になるだろう。
今回のボランティア参加により被災地の現状を知り微力ながら復興の手助けをすることができた。今後も会社として復興ボランティア参加の機会を作っていって頂きたいと思う。
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ReRootsの拠点地である若林ボランティアハウスで、Tシャツの販売や避難した方が作られている復興ふうせんが販売されています。
現地に行って作業をすることも復興支援になりますが、ボランティアハウスで販売しているものを購入するのも復興支援になります。
大切なのは「継続」です。会社として今回のような復興ボランティアに継続して参加していくつもりですが、私たち個人ひとりひとりが、意識をもって小さな支援を忘れずに継続していくことがいちばん大切なのかもしれません。
ReRootsのみなさま、ご一緒したボランティアのみなさま、仙台市若林区作業場所の農家の方々、今回は本当にお世話になりました。ありがとうございました。一日も早い復興をお祈りしています。
ReRootsとは...
仙台市若林区の七郷地区に建てたボランティアハウスを拠点にして、全国からのボランティアの方を受け入れ、津波で被災した沿岸地域の農家の方々を中心に支援活動している一般社団団体です。