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シーズ・ブログ
2016.05.23
シーズ・ラボの近景レポートPart32「知事公館」
お久しぶりとなりましたシーズ・ラボの近景レポートですが、今回は「知事公館」をレポートします!
知事公館は、現在でも北海道知事の公務で使用されている施設になります。昭和11年に三井合名会社の別荘として建設されましたが、知事公館としては昭和28年から使用されています。
公務がない時は内覧出来ますよ。写真撮影とブログ掲載の許可を頂いたので、簡単ですが室内をご紹介します!
こちらが入ってすぐのロビーになります。古い西洋の建築様式はなかなか風情がありますね。ドアノブも日本規格のものよりかなり高い位置についていたり、随所に西洋の色が残っています。
1階の食堂です。ここで知事は食事会を開催されるそうです。
1階の応接室。来客の対応で使用されます。
建設当初、珍しかった2重の窓。やはり寒さ対策で2重になったのでしょうか?現在でもアルミサッシ等に変わることなく昔のままだそうです。
応接室からの庭の眺め。芝生がキレイですね。
さて2階に上がってみましょう。2階には大会議室と応接室、そして札幌オリンピックが開催されたときに昭和天皇がご宿泊になったお部屋があります。
こちらが2階大会議室。
各部屋には大きな暖炉があります。登録有形文化財の指定を受けるまでは現役で使用していたそうです。
高い天井が印象的な2階の応接室。
化粧小屋組といって、天井板をはらず、合掌の梁材をそのまま活かした構造になっています。
そしてこちらの部屋が、札幌オリンピックの際、天皇陛下が滞在された寝室になります。
室内も素晴らしいのですが、知事公館のお庭もとても綺麗です。札幌の中心部にありながら大変緑が濃く大変癒される空間となっています。この日も子供たちがスプリンクラーの水を相手に楽しそうに遊んでいました。
この「知事公館」の隣には「北海道立近代美術館」、同敷地には「北海道立三岸好太郎美術館」があり、札幌観光の穴場スポットだと思います。ぜひ訪れてみてください。