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シーズ・ブログ
2018.10.25
旧永山武四郎邸に行ってきました。
秋晴れの空が気持ちいい札幌です。
天気の良い日はお出かけしよう!という訳で、今日はシーズ・ラボから少し離れて「旧永山武四郎邸」に行ってきました。
「旧永山武四郎邸」とは、1880年頃(明治10年代前半)に建てられた、第2代北海道庁長官・永山武四郎の私邸です。
そして北側の2階建て建築は、永山氏逝去後に三菱鉱業セメント株式会社が買い取って敷設した洋館になります。
木造平屋の永山邸部分とは対照的に白木と緑の屋根のコントラストが素晴らしく、和洋折衷住宅成立の模索過程をよく伝えており日本近代住宅史を考える上で高い価値を有しています。両方とも室内は無料開放しており、旧永山武四郎邸の2階部分はレンタルすることもできます。
木造部分と洋館部分の出入り口部分。重厚な扉です。
この扉を境に日本家屋と西洋家屋まったく違う世界が繋がっています。
まずは日本家屋部分。
畳が懐かしい日本家屋です。
さて洋館の方ですが。
あ!黒電話がありますよ!懐かしいですねー。若い方は見たことないかもしれませんね。
庭も広く手入れもされていて綺麗です。
今日は暖かい1日だったので、ご夫婦で日向ぼっこされている方もいらっしゃいました。
来週は平野部でも初雪の予報が出ていますので、こんなふうに日向ぼっこできる時間は貴重になってきました。
古き良き建造物の隣では、最新のビルが建築中でした。
永山武四郎さんの産まれは鹿児島ですが、北海道開拓に尽力された方です。のちに、上京して貴族院議員を務めますが亡くなる際には「我が躯は北海道に埋めよ。必ずやかの地をロシアから守らん」と言って札幌の地で今は安らかに眠っています。
その頃は、札幌がこんな近代的な都市になるとは想像していたのでしょうか?
札幌の都心部でも歴史的建造物は結構あります。たまには歴史に思いを馳せるのも良いのかもしれないですね。