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さて、今日は札幌郊外へやってきました！

「青年よ、大志を抱け」
クラーク博士が、アメリカへ帰国の際にこの有名な言葉を残しましたが、この言葉を発した場所がこちら。

旧島松駅逓所（きゅう しままつ えきていしょ）

1873年（明治6年）に設置された駅逓所（えきていしょ）で、木造平屋建ての建造物。明治時代初期の北海道開拓時代の貴重な史跡となっていて現在は国の史跡に指定されています。

ん？駅逓所（えきていしょ）？そもそも駅逓所ってなんでしょうか？

駅逓所とは、北海道特有のシステムで、主に「宿場」を指すようです。駅が付くので鉄道駅を連想しますが、役割的には、人馬継立、宿泊、その他に、貨物の運送や郵便取り扱いをするところもあったようです。主に旅人へのサービスを行うための施設になります。
明治時代、北海道の開拓にあわせて駅逓開設ラッシュとなったようですが、鉄道開通により北海道も開拓が進むと駅逓は役割を終え、昭和時代初めに制度自体が廃止となりました。
数百あった駅逓所も、現在も建造物が残っているものはほんのわずかで、札幌近郊だと、この旧島松駅逓所や旧幌向駅逓所、旧ソーケシュオマベツ駅逓所などになります。

紅葉を追いかけて、駅逓所巡りもいいかもしれませんね。