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シーズ・ブログ

2018.01.12

CES2018レポート 3日目

CES視察2日目


昨日までの雨とは打って変わって朝から快晴。ようやくラスベガスらしい気候になりました。
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本日の視察はSouth Hallと、自動運転系がメイン。

モノレールでCES会場へ行くと何やらすごい音が...

BMWが駐車場を利用した出展スペースでドリフトの実演をしており、その音でした。
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しかも、ドリフトする車に乗れるらしく、ブース前には長蛇の列が。
屋内ではカーレースをVRで体験することができるものもあり、こちらも並んでいる人が。早速Tくんが体験。
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VRでの体験はアジア人、ドリフト体験は欧米人が多いように見えました。
昨年は自動運転の実演をしていたBMWですが、今年はなぜドリフト体験にしたのか...


<South Hall>

★AI
YAMAHA
自立走行して持ち主のところまで動くバイクなどが展示されていました。
下の写真、てっきりバイクがメインで展示しているのかと思いきや、よく見ると人型のようなロボットが...!
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その他には、スタッフが話している内容をリアルタイムで文字化し、モニターに表示させているものや、車に積まれたカメラや各種センサで周囲の人を認識してその情報をモニターに表示させているものなどもありました。


★VR
こちらでは製品としてVRを展示、体験できる企業が多く見受けられました。

CES全体としてはBMWや昨日のCentral Hallでの出展企業にもあったように、展示の一環として、製品やコンセプトを仮想的に体験できるようにするためにVRを利用している企業が多かったように感じます。


★ドローン
大きいものから小さなものまで、空中だけでなく水中用のドローンなどもありました。
昨年同様、ブースにネットを張って、その中でドローンを実際に飛ばして展示している企業も。
また、ドローン用のカメラを合わせて展示しているところもありました。
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★Robotics
展示されているロボットの振り幅がかなり大きく感じました。
Robotics系は特に中国企業が多かったように思います。

下の写真にある六角形に台に乗っているロボットは音楽に合わせて踊っています。
このようなおもちゃ的なロボットもあれば、人とコミュニケーションをとる人型のロボットなど様々。
ただ、pepperをこえるようなロボットはなかったように思います。
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★自動運転系
AISIN
自動運転...ではないですが、自動運転を含めた走行時のドライバーの快適性を追求したシートの展示をしていました。

例1 高速道路の自動運転時
ドライバーがリラックスできるように、自動でシートを少し後ろに下げて倒し、腰や背中をマッサージしてくれる。
高速道路の出口が近付き手動運転に切り替わる際には事前に背中叩いて合図を出し、シートの位置を戻してくれる。

例2 山道運転などのカーブ時
シートの片側を膨らませて遠心力で身体が傾かないようにサポート。
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実際に著者が体験してみましたが、カーブ時のサポートはなかなか良いです。運転手よりは助手席や、遠心力がより大きい後部座席に欲しい機能だなと思います。


他にも駐車場を利用した屋外スペースで自動運転のデモンストレーションを行なっていました。
しかし、屋外スペースは広いせいもあるのか、ご覧のようにかなりガランとした印象...
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デモも決まったコース内を走行、駐車するといったもの。
ここ数年同じような展示であり、最近では札幌の街中でも自動運転のデモを行なっていたりもするため、展示内容に目新しさがないというのも人が少ない原因かもしれません。
(だからこそ、BMWは自動運転ではなくドリフト体験にしたのかもしれないですね...)

視察を始めて2日、かなり大きなCES会場を何時間も歩きまわっているため一晩寝たくらいでは脚の疲労感が抜けなくなってきました...(とにかく足の裏が痛い)
視察日程としては明日がラスト、もう一踏ん張りです。